全くナンセンスな繰り下げ煽り記事です。

来年4月からは、さらに5年受給を遅くすることで、年金受給額を84％も増やせるようになる。老齢基礎年金の満額78万900円を受け取る予定だった人は、受給額が最大143万6858円となるのだ。

年金額だけの増額を提示しても全く意味ない、手取りで提示しなければ記事として成り立っていない。
まああまり居ないだろうけど、こんな記事鵜吞みにすると繰り下げて後で手取りが思ってたほど増えてないという事になる。
繰り下げは年金額が少ない人ほどメリットあるけどそういう人は余裕がなので繰り下げどころか繰り上げを選ぶ。
繰り下げできるのは年金額が多くて資産もたんまりある人なんだよね。
国としては年金額が元々多い人ほど税収が増えるから繰り下げて欲しいのだろう。

75歳から受給して年金額を最大限増やしたとしても、65歳から受給した場合よりトータルで多い金額を貰うには、86歳より長く生きなければなりません。

　平均寿命が82歳前後となる男性は、慎重に検討したほうがいいでしょう」(ファイナンシャル・プランナーの畠中雅子氏)

こういう年金繰り下げ記事では平均年齢をよく用いるけど本来は平均余命を用いるべきなんだよね、65歳男性の平均余命は約20年だから3年ほど差がある。
FPならせせめてこれぐらい拘ってほしい、どっちにしろ厚生年金の人は手取りで計算したら男性の場合不利になる人が多いんだけどね。