エーザイの株価高騰は期待先行でないのか？と思っています。

「アデュカヌマブ」は、脳内に蓄積しアルツハイマー病を引き起こすとみられる物質を除去する効果があるとされている。

これまで、症状を一時的に和らげる薬はあったが、病気の進行に直接作用する治療薬が承認されるのは世界で初めて。

これだけ見ると確かに画期的な新薬だというのは間違いないけど。

承認申請の根拠になった試験結果を見ると、試験で用いられたスコアの上では確かに薬の投与によって認知機能の低下を2割ほど遅くしていました。

しかし劇的な改善が見られたわけではありません。

この２割をどう見るかだけど２割の人に抜群の効果があって、８割には効果はないのか？
それとも進行を２割遅らせる効果がほぼ全員にあるのかだが感覚的には後者でないのか？
たぶん多くの凡人は既に認知症が進行した患者ですら回復するような錯覚を持っているようだがあくまでも遅らせる効能でしかない、この２割の効果に対して薬価が年間数百万では効果が割に合わない気がする、保険適用外なら良いけど金持ちはじゃんじゃん使えば良い。