机上の空論だなあと思った記事です。

　労働政策研究・研修機構『ユースフル労働統計2017』によると、日本の大卒サラリーマン（男性）の60歳までの生涯賃金（退職金を含めない）は平均2億9000万円、女性（大卒）でも2億4000万円となっている。ここに退職金などをくわえると共働き夫婦の生涯家計収入は総額6億円にものぼる。

この条件に該当する夫婦が日本にどのくらい居るの？
10％も居ないだろうと思うんだけどなあ、しかも上記は税込みなので手取りだと多くて７割程度になるんじゃないか？

「6億円のうち15％を貯蓄すれば、それだけで9000万円。仮に貯蓄率を10％（6000万円）としても、年率3％程度で複利の運用をすれば、やはり退職時の資産は1億円を超えているはずです。

手取りを7割で計算すると9000万は約21％になるのでほとんどの家庭ではそんなに貯金できない。まあ15％できる家庭もそれほど多くないだろうなけど。
2000年以降の日本人の貯蓄率は０～５％程度です、まあこれは年金生活者も含まれるので実際はもう少し高いかもしれない。

最後の問題はある程度貯金が貯まると大抵の人達は家を買ってしまう。
資産を定年まで貯められる事は殆どに日本人には初めから無理なんだなあ。