抗原検査はPCR検査不足の救世主にはならない
抗原検査はPCR検査不足の救世主にはならないなあと思う。
抗原検査はPCRに比べ時間も掛からず、採取に特別なスキルが要らないのでPCR検査不足の救世主のように思う人もいるかもしれないがけしてそうならない。
抗体検査の問題点
1.陽性判定の場合は良いが陰性判定でもPCRで再度確認が必要。
抗原検査の陽性率が高ければ価値があるが低ければ最初からPCR検査したほうが2度手間にならない。
最新の東京都の陽性率はPCRで5.6%、抗原検査でも同じだとすると、94.4%の人はPCRと併用する必要がある。
PCRに比べ抗原の方がキャパがあってもPCR検査の能力に陽性率分を足した以上の抗原検査は結局できない。
感染者の退院判断にも使用できないだろうなあ、これができればPCR検査不足の解消にはなるんだけどね。
2.簡単にできるから普通の病院でも検査可能なようだが、患者が陽性のリスクがあるので結局PCR検査ができる医療機関だけで使用するようだ。
抗原検査が役に立つ状況は陽性率が高い場合だけなので正直あまり望ましくない状況になった場合は有効になりそうだ。
第2波で今以上の感染が起こった時の保険としては価値があるが現状はあまり価値が無い。