オリックスの優待廃止理由が的外れな記事
オリックスの優待廃止理由が的外れな記事です。
2. JTやオリックスなどが株主優待を廃止する根本的な背景:東証の市場改革
具体的には、以下のようになります。
・株主数:2200人以上(旧)→800人以上(新)
・流通株式時価総額:10億円以上→100億円以上
・時価総額:250億円以上(変更なし)
株主数の最低ラインは2200人から800人と、6割減。
全く持って的外れです、これが理由で優待廃止する企業は優待が無いと2200人をクリアできないような無名な企業群だけです、オリックスレベルの場合優待が無くても全く問題になりません。
3. JTやオリックスなどが株主優待を廃止する理由①:個人投資家を増やす重要性の低下
この結果、「優待を実施して個人投資家を増やそう」というインセンティブが、低下したのではないでしょうか。
まあこれも上の市場改革と同じでちと違うような気がする。
4. JTやオリックスなどが株主優待を廃止する理由②:ガバナンス意識の向上
・株主数:2200人以上(旧)→800人以上(新)
・流通株式時価総額:10億円以上→100億円以上
・時価総額:250億円以上(変更なし)
これを見て、東証は「どんな投資家に気を使った」ことが推察できるでしょうか。
「少数の株主で、より多額の売買を生む」という狙いが見て取れるのではないでしょうか。
ここで浮上するのは「機関投資家」です。
まあこれは多少はあるかもレベルで一番の理由では無いと思われる。
5. JTやオリックスなどが株主優待を廃止する理由③:流動性改善に対する意識の向上
「株価に関係なく優待目的で何年・何十年も保有される株式」も、東証のいう「所有が固定的でほとんど流通可能性が認められない株式」に本質的には該当するのではないでしょうか。
これはまったく見当違いな理由だよなあとしか言いようが無い。
じゃあ真の理由は?と言われたらやっぱりコストがバカにならないからだろうね。
個人株主が少なかった時はまだ良いけど、オリックスはコロナで個人株主が約28万人も増えた上場企業でトップなんだよね。コロナ前が44万人程度だったからその増え方は著しい、たぶん投資雑誌の優待特集で何度も紹介されたのだろう。
たぶん次の大型優待廃止株のターゲットはKDDIだろうなあ。
個人でもオリックスが優待廃止する理由が判らないみたいなコメも見かけるけど、まあ正直そういう人は個別株投資には向いていないのではと思わなくもない。