数少ないアンチ繰り下げ記事
数少ないアンチ繰り下げ記事です。
世の中には繰り下げを税金を無視してお勧めする記事が氾濫しているがこれは数少ないアンチ繰り下げ記事、まあタイトルは釣り系の煽り記事ではあるけど。
「繰り下げた年金で、ようやく悠々自適の暮らしができるはずでした。何しろ、年金だけで520万円ももらえるんです。この年になれば保険料が差し引かれることもなく、十分生活できると高をくくっていました。しかし年金生活でも、国民健康保険料と介護保険料は容赦なく徴収されるなんて……」
世の中の繰り下げ記事の殆どが税金と社会保険料の増額を無視した記事なのでこういう勘違いもある意味しかたがないが知らないで繰り下げはアホだ。
後期高齢者医療制度では、「一世帯に本人以外の後期高齢者医療制度の被保険者の方がいて、かつ本人とその被保険者の収入の合計額が520万円以上である」後期高齢者が病院にかかるとき、自己負担額は変わらず3割となります。合計額は520万円未満であれば2割負担(令和4年10月~)でいいものの、頑張った結果ギリギリで520万円を超え、3割負担になってしまったのです。
これはわりとだれでも知ってる話だと思うのだがなあ、知らないで繰り下げはアホ過ぎる。
年金事務所で試算してもらったのは10年も前のことなので、一概には言えない部分もあります。ただし、当時と比べて年金から差し引かれる介護保険料も後期高齢者保険料も値上がりしていますし、今後も上がることでしょう。
年金事務所はたぶん嘘を教える事は無いが聞かれなければあえて教えてくれなという事はありそうだけどね。
正直繰り下げはメリットよりデメリットの方が大きい、国やマスコミはメリットばかり強調するので自分で調べるしかないと思うけどね。
セミリタ界隈に1憶あって繰り下げをお勧めしているブログあるけどそれも税金と社会保障はまったく考慮していない、完全に繰り上げアンチな考えなようだ、60歳で1憶あったらたぶん使い切れんだろうからどうでも良いけど、流石に60歳ではFIREではないと思うが。