たぶん簡単には根付かないと思うけど
たぶん簡単には根付かないと思うけどね。
つまり、「不労所得で一生月25万円」といえばいかにもうまそうな話に聞こえるが、お金を計画通りにためたのち長きに渡って定額しか消費しない節制力、投資を学ぶ勤勉さ、投資リスクへの理解、FIREを貫く意志の強さ、早期リタイアでキャリアをいったん終えることへの覚悟、そして投資がうまくいくための幸運など、さまざまなものが必要とされる。実はハードルが高いのがFIREの本質である。
個人的にお思う重要な順序
1.お金を計画通りにためたのち長きに渡って定額しか消費しない節制力
貯める方ばかりに焦点が当てられるが、使う方が数倍重要、けして定額消費がマストではないと思うけどね。
2.FIREを貫く意志の強さ
まあこれ時間が掛かるからね、意志の弱い人どだい無理なのだが、自分の場合若いころはそれほど意識していなかったけどね。
3.そして投資がうまくいくための幸運
まあこれも少しは重要かなあ、投資始める時期は少額から始めるなら何時でも良いけど、ある程度纏まった額から始める場合は時期はかなり重要、リーマンショック前に全額投資してたら簡単には立ち直れない。
4.投資リスクへの理解
これは多少は有用かなあというレベル。
5.投資を学ぶ勤勉さ
これは投資スタイルによるなあ、インデックス派なら正直あまり学ぶ必要もないし。
6.早期リタイアでキャリアをいったん終えることへの覚悟
これは最後の一押しには確実に必要、資産があっても何時までも辞められない人はこれが弱い。
視点を変えれば「時代がFIREを生んだ」ともいえる。FIREが目指すところは、時代のニーズによくマッチしている。だから今後、FIREが完全なスタンダードになるとは現段階では想像しにくいが、特に20~30代の若者層を中心に一部では選択肢の一つとして考えられるくらいには浸透していくのではないか……というのが個人的見解である。
そもそもFIREはよほど貯蓄率が高くても早くても10年以上はかかるから、普通の貯蓄率では25年以上は確実にかかるから、10年後のこの言葉が存在しているかも判らん。