レバナスのパフォーマンスが思ったより悪い原因
レバナスのパフォーマンスが思ったより悪い原因です。
楽天は設定から日が浅いのでiFreeレバレッジ NASDAQ100で比較します。
iFreeレバレッジ NASDAQ100
設定日 2018/10/19 10,001円
直近 2022/4/15 29,228円
暴落率 292.25%
iFreeNEXT NASDAQ100
設定日 2018/10/19 9,428円
直近 2022/4/15 20,788円
暴落率 220.49%
まあこれだけ比較するとレバナスの方がパフォーマンス良いから良いだろうという事になるのだが本来ならレバレッジ無しの2倍のパフォーマンスを期待するのではないのか?
実際は1.32倍にしかなっていない。
3年半程度でこの程度になってしまうという事であり長期的にはレバ無しよりパフォーマンスが悪化する可能性もある。
思ったよりパフォーマンスが良くない理由
その1
為替ヘッジの有無
レバ有 ヘッジ有 レバ無し ヘッジ無し
ヘッジ無しなら円高時にもリターンが悪化しないが円安時のメリットが無くなる、当然ヘッジコストがパフォーマンスを悪化させる、ヘッジコストは金利差に連動するので今後大きくなる可能性が高い。
ちなみに楽天レバナスもヘッジ有である。
信託報酬の差異よりこれが実は大きいのだがこれをデメリットとして紹介している記事はあまり見ないなあ。
その2
信託報酬の差
レバ有0.99% レバ無し0.495%
その3
上昇時より下落時の方がレバレッジ影響が大きくレンジ相場にはパフォーマンスの悪化を招く。
単純に過去のナスダックのチャートの2倍のパフォーマンスを長期的には得られると考えている人がレバナス信者に多いが完全に誤解である。
個人的にはレバナスはある意味毎月分配のしくみを変えた新たな投資信託の形だと思う、ようするに運用会社が儲かる商品。
上の記事でもヘッジについては触れられていませんが、運用会社が儲かるというのは触れている、まあ信託報酬が高いからレバ無しより儲かるのは誰でも判るけどね。